新聞掲載記事平成25年11月

平成26・27年度入札参加資格審査申請について

Q. 平成26・27年度入札参加資格審査申請について、変更された点等があれば教えてください。

まず、建設工事の入札に参加するための流れを簡単にご説明します。
公共工事を受注したいと考えている企業及び個人事業主の方は、事業内容に則した業種の建設業許可を取得し経営事項審査を受けなければなりません。経営事項審査についての詳しい説明は省きますが、建設工事の入札参加資格審査申請を希望される方は経営事項審査を受けていることが必須条件になります。
経営事項審査を受け入札参加資格審査申請を行い、はじめて各自治体の入札参加資格者名簿に登載されることになります。

ご質問についてですが、12月9日から来年1月17日までを期間に建設工事に係る平成26・27年度入札参加資格審査申請(定期申請)が受付になります。従来通り、インターネットを利用して「ぐんま電子入札共同システムポータルサイト」から電子申請を行い、添付書類を各自治体等に郵送するという流れです。手続上の大きな変更点はありません。
ただし、各自治体毎の主観項目については多少の変更があり、ここでは群馬県に関して簡単にご説明させていただきます。 26・27年度の申請では前回の申請時に比べ、災害応急対策や地域貢献、環境に配慮した経営への取組みなどの項目に重点を置き評点方法等が変更になりました。
その中で最も大きく変更になったのが「地域貢献」の項目で、最大点が10点から30点に引上げられました。従来どおり過去2年間において道路清掃等のボランティア活動を年間複数回実施した場合に加点される10点に加え、過去2年間において1回あたり3日以上のインターンシップの受け入れを行った場合には10点、審査基準日において常勤の役職員に消防団員が1人以上なら5点、2人以上なら10点が加点されます。
「災害応急対策業務に関する協定」は評点方法は変わりませんが、これまでの10点から20点に変更になり、「環境に配慮した経営への取組み」は、過去2年間に群馬県環境GS認定制度の認定を受けていた場合にのみ10点の加点としていたところを、県内企業でエコアクション21の登録・認証を受けた場合も10点の加点対象になりました。
前述の項目以外にも、群馬県における主観項目は「暴力団排除への取組みの有無」や「子育て支援推進の状況」など全13項目が規定されています。詳細は群馬県のホームページをご確認下さい。
主観項目は各自治体で異なりますので、事前に申請する自治体のホームページ等で良く確認して期間内の申請を心掛け下さい。また、電子申請や添付書類等についてご不明な点がございましたら、当事務所までお問い合わせ下さい。

みくに労務管理事務所

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