新聞掲載記事平成31年4月

ワーク&ライフ完結

ワーク&ライフは平成12年11月にスタートし、お陰様で月1回ではありますが途切れることなく現在まで約19年間みくに労務管理事務所より寄稿させて頂きました。

原稿のソースは日々事務所に寄せられる労働、賃金、年金、健康保険、雇用保険、労災保険等のご相談の一部を取り上げて参りましたが、今回をもって平成とともに幕を閉じることになりました。

おりしもこの4月からはワーク&ライフに深く関係する働き方改革関連法や新しい外国人受け入れ制度として介護やビルクリーニング等の特定技能制度が動き始め、来る5月1日には新元号令和となり新しい時代が始まります。

企業の皆様には益々、時間外労働の削減、同一労働同一賃金への取組みはもとより、急激に減少する労働力人口を支えるため、女性、高齢者、外国人等の方が働きやすい職場環境を整えることが急務となります。

既に4月1日から働き方改革関連法の一つである有給休暇の取得促進が事業規模を問わず始まっております。また、事業規模により猶予期間がありますが、過重労働による心や体の発病を予防するため、働きやすい職場環境の整備を目指し、時間外労働の上限は、原則月45時間、年間360時間とし、臨時的な特別な事情がある場合でも年間720時間以内とする労働基準法の改正が70年ぶりに行われ、同時に履行確保のため罰則規程も定められました。

このように今後益々従業員として働く方、会社の経営に当っておられる方、立場は違っても共に働き、そして日々の生活を営んでゆくうえで、労使にとって社会保障制度や人事労務管理の問題はこれからも切り離すことの出来ない課題と考えられます。紙面でのご紹介は最後となりましたが、みくに労務管理事務所はこれからもお客様や皆様から日々寄せられるご相談に丁寧にお答え出来るよう事務所一丸全力で取り組んでまいります。

従来も、当事務所HPに寄稿と並行して新聞記事を掲載しておりますが、多くのアクセスを頂いております。社会保険同月得喪や厚生年金の70歳以上該当届と届出が年金に及ぼす影響について等は、全国から1年以上にわたって継続的に毎月多くの閲覧を頂きました。

準備中の段階ではありますが引き続き事務所HPを通じワーク&ライフに関する情報を発信して参りたいと考えています。是非、楽しみにお待ちいただきたいと思います。

最後になりますが、今までこのコーナーをお読みいただいた皆様、長い間貴重な紙面をご提供頂いたぐんま経済新聞の皆様、そして一度も途切れることなく交代で出筆を担当した全ての寄稿担当者に紙面をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

みくに労務管理事務所 峰岸祥子

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